2009年09月02日

犬の年齢

『世界最高齢のイヌとしてギネス認定されていた雌のダックスフント「シャネル」が先月28日、老衰のため米ニューヨーク州ロングアイランドの飼い主の元で21歳で死んだ。米メディアが1日までに伝えた。人間の年齢に換算すると147歳の長寿だった。(時事通信)』

という記事がありました。
単純に犬の1年が人間の7年ぐらい、として7倍して147歳ってことでしょうが・・・あまりに非現実的な話でとまどいますね。

犬は1年ぐらいで成犬になるといいますから、産まれてから1年ぐらいは人間で言うところの7歳どころか、もっと成長するわけです。
人間でもそうですが、犬も産まれてから若い時は成長も速いですが、年を取るにつれて、成長も緩やかになるはず。そうなれば、単純に7倍すればいいなんて考えないと思うのですが。

話をわかりやすく、また、話題性を持たせて伝えたいのだろうけど、そもそも犬と人間を比べる必要はないと思ってます。
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2009年04月11日

犬の飲食行動に対する判断

犬が餌を食べたり水を飲んだりする行動の異常は、日常の生活の中では、意外とわからないことが多いのが実際のところです。
専門的な言葉で話をすると、飲食行動は、餌の種類、水に混じった不純物による匂い・味によって影響を受けることも多々あります。食事量の増減は、消化器機能と中枢神経(特に、視床下部 )の機能の変化が要因となることが多いですが、全身的な異常の関与もありえます。
水を飲む量の増減は、腎機能、下垂体 機能が関与しますが、餌同様、全身的異常の関与もあるでしょう。

正確に食事の量を量るには、量を秤で計るのでしょうが、よほど病気のために食事制限をしているようなペットでない限り、そんなことはやってられないでしょう。せいぜい、決まったカップでこの程度あげれば、何グラムというのを知っておくぐらいでしょうか。

とは言いながら、バックトゥベーシックスを食べてもらう時には、できるだけ量を何グラム程度、としてもらってます。健康を維持するには、これが一番いいことだからです。一日の食事量は決めておくべきです。

そうすれば、飲食行動の異常、つまりは体調の変化に気付いてあげられます。
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2009年03月06日

カエル

以前、ツボカビにカエルが感染して減っているという記事があったが、今回はさらに大変な記事。

ラナウイルスに感染して数万匹の単位で大量死していた模様。
両生類に特有に感染するので、オオサンショウウオなどにも影響があるかも知れない。

何とか収まって欲しいですね。
一般的な話ですが、感染する側のウイルスや細菌とかも、あまり感染する動物に対して毒性が強いと、動物が死んでしまう=自分達も長生きできない、ということになるので、だんだんと共生するように変異して弱毒化していきます。

貴重な種のカエルが絶滅しないよう注意して広がらないようになって欲しいです。
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2009年02月05日

豆まき

節分でした。

昔から鬼のお面をこそっと出掛けに持ち出して、家に帰った時にお面をかぶって「鬼だぞ〜!!!」とやってましたが・・・

去年、『鬼は親父』とバレた模様。
なので、今年から止めたら、「やっぱり今年は鬼が来んなぁ〜。お父さんが鬼やったからなぁ〜」と言われました。

一応、「何のこっちゃ? 知らんぞ」ととぼけておきましたが。
クリスマスもこの調子で無くさんか?(笑

節分と言えば、今年は本厄だす。
厄払いに行かないと。
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2009年01月26日

獣医診療

訪問診療をしております。

今、がんの子を診させてもらってます。
手術で腫瘍を取りきれないでいたのですが、術後、免疫力を上げるためにメシマコブや核酸を摂ってもらい、普段の食事にも気をつけてもらったら、幸い、再発もなく、逆に取りきれなかったがんがエコーで見えなくなってます。

経過をしっかり観察して、このまま完治できれば本当にうれしいことです。

今回のようにうまく行くことばかりではないですが、痛みや抗がん剤・ステロイドなどの副作用を伴わない治療を続けて行きたいと思っています。
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2008年12月30日

動物の観察 18 −排泄

R)排泄
吐物と並んで、明らかに症状が観察できるものです。糞尿には、普段から十分注意してあげて下さい。そして、正常なものも含めて、定期的に画像で管理しておくと、いざという時に助かります。

1 尿失禁
尿が意識しないのに漏れることです。膀胱括約筋の機能障害が原因です。ギュッと締める作用の薬が処方されることでしょう。年をとった動物は人と同じで漏れやすいです。

2 頻尿
尿の回数が増えることです。尿量が増えることによる神経性のもの、膀胱の周囲の臓器の影響によるもの、尿路が炎症を起こした場合、膀胱の膨らみ度が減退した時、膀胱内に異物が混入した時などの原因が考えられます。

3 多尿
尿の回数が多く、その上、量も多いことです。飲水量の増加、糸球体濾過率の増加、尿濃縮能の低下、腎臓からの分泌作用の亢進、腎血管が収縮したための血圧上昇、高浸透圧利尿などで見られます(少し専門的なことが多いですが...)。尿崩症、糖尿病でも見られます。

4 乏尿
尿の排泄量が少なくなった状態です。糸球体濾過率の低下、腎血流量の減少、尿細管再吸収の亢進などで起こります。原因として、水分の摂取量が減ったこと、下痢、嘔吐や発汗などにより水分が失われたこと、腹膜炎で腹水が溜まる時期に、また、腎臓や心機能の障害などがあります。

5 無尿
尿が全く出なくなる状態です。無尿の定義は、腎臓で尿が生成されなくなることを言います。腎臓の血流量の著しい減少、高度の尿細管障害で起こります。尿が生成されるのは、囲みにあります尿閉です。

6 血尿
血が混じった尿の出る場合です。膀胱、糸球体、尿細管の障害で赤血球が尿に混じる場合です。

7 赤色尿
血以外のもので赤くなっている時です。血尿と区別するのは、素人目には難しいかもしれません。どんな場合に起こりうるかというと難しいですね。赤い色素の試験薬を服用したとか...獣医さんに行くと、尿検査の試験紙で反応をみればすぐわかります。

8 血色素尿
赤血球が崩壊したために出てくる血色素が、肝臓や脾臓で処理しきれないために尿に出てくる場合です。血尿に比べて、少し褐色〜暗褐色となります。検査をするとタンパク質は含んでいるものの、赤血球はありません。これも腎臓の病気を疑います。

9 緑色尿
トリプトファンというアミノ酸の腸内分解物である、インジカンという物質のため緑色になった尿です。

10 着色尿
その他、特定できない色のついた尿が見られれば、着色尿として記録します。

11 膿尿
膿が混じった尿です。少しさらっとした膿漿(体液成分)の混じったもの、少しどろっとした膿球(細胞成分、主に白血球)が混じったものがあります。

12 濃縮尿
濃度が異常に高い尿です。判断が難しいかも知れませんが、熱性病、腎炎などの時には、尿の量が減りますので、そのため比重が高くなって濃くなります。糖尿病では、尿の量が多い上に、濃くなります。

13 混濁尿
白っぽく濁った尿です。白濁尿とも言います。ウサギは正常です。いつも結晶性成分が混じってます。

14 大便失禁
糞の排泄をコントロールできない状況です。脊髄の病気の時、直腸の知覚がなくなったり、肛門の反射が障害されたり、括約筋が損傷するために起こります。

15 脱糞
何度も排便を繰り返す時、このように言います。

16 軟便
正常より軟らかいが、下痢とは言えない程度の便を軟便と呼びます。基準としては、一応、形をとどめているもの、というところです。一部原形をとどめている状態も、一部軟便として区別します。

17 下痢
水分が多く、液状あるいは液状に近い便を排泄することで、肛門の周囲に便が付着することでも確認できます。様々な原因が考えられます。詳しく観察しましょう。

18 水様性下痢便
ほとんど水のような便です。

19 粥状便
液状便と軟便の中間状態を言います。

20 粘液便
大量の粘液を含む、ネットリとした便のことです。棒などで突つくとまとわりつくようなものです。

21 泡沫便
気泡が混入した状態の便です。

22 血便
血液が混じった糞便のことです。血液の確認は、検査紙などを使わないと難しいです。色も注意です。鮮血(真っ赤)が出ているのか、少し黒っぽい赤なのか。診断も変わってきます。

23 粘血便
粘液と血液が付着した糞便のことです。

24 赤色便
赤い色をした便。血の混入の有無を調べましょう。何らかの代謝物が赤い色を呈する場合があるので。

25 黒色便(タール状便)
黒い粘稠性(コールタール状)のある便で、消化管の出血を疑います。ウサギの場合、粘膜被膜糞という軟糞があります。これは正常です。

26 灰色便
白っぽい便、灰色っぽい便です。胆道が閉塞した病気で見られます。またまた、ウサギでは、白濁尿と混じって汚れて起こりうることがあるので、注意です。

27 緑色便
緑色です。胆汁を多く含んでいると考えます。空腹状態が長く続くとこのような便がでます。

28 無便
長時間にわたって、糞をしない状態です。原因は、消化管の障害、ストレス、食欲廃絶、糞食のためなど。

29 ゼリー状便
状態が悪くなるとたまに見られるゼリー状の軟らかい便。腸の乳び が胆汁色素を混入しないで排便されてしまったものです。

30 異臭
肛門腺から分泌される不快な臭いのことです。たとえば、犬やフェレットでは、興奮したり驚いたりした時に、ウサギでは繁殖時期に異臭を発します。

(以上)


以上で、観察方法の紹介は終わりです。様々な観察項目がほぼ網羅されていると思います。

動物がおかしいなぁ、と感じたら、一度、どこがおかしいのか(目ですか?耳ですか?など)、どんな風におかしいのか(吐く、下痢するなど)、というのをよく観察してあげて下さい。

具体的にどのような病気が考えられるかというのは、別のサイトで順次紹介しています。参考にしてみて下さい。

普段からの健康管理は最も重要です。しっかりとした健康管理が、病気を防ぎ、高額な医療費を押さえることにもなります。予防医療の時代を、ペットに対してどんどん先取りしてしまいましょう。

そんな飼い主さんのために、喜んでお手伝いさせて頂きます。

愛犬の健康は食事から→バックトゥベーシックス
愛犬の免疫力アップには→メシマコブ
愛犬の病気を予防するなら→核酸
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2008年12月29日

動物の観察 17−肛門性器部

Q)肛門性器部

1 発情性変化(雌)
雌の外陰部が腫れ、膣から出血が見られるものです。人の生理と同じと考えて結構です。犬は年1〜2回、発情します。この状態は2週間程度続きます。

2 月経
サルを飼っている人なら、1〜1.5ヶ月に1回程度見られます。犬の場合、発情血と言います。

3 膣分泌物
発情血とは区別して何か出ている時にはチェックします。

4 泌尿・生殖器出血
泌尿器や生殖器の炎症、腫瘍などでみられることがあります。

5 膣口出血
外傷がほとんどです。

6 膣脱
たまに見られるのですが、膣が脱出している、あるいは下降して外に出てしまっている状態です。

7 下腹部の汚れ
会陰部、肛門周囲の汚れを言います。失禁、下痢、軟らかい便、血液などで汚れることがあります。

8 脱肛
肛門が外に出てしまった状態です。年をとった動物で稀に。

(以上)
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2008年12月28日

動物の観察 16 −腹部

P)腹部

1 膨満
腹部が異状に膨れている状態です。臓器が病的に大きくなっている場合(肝臓の肥大など)や、腹水が溜まっている場合が考えられます。うっ血、リンパの循環障害、低タンバク症などが原因になります。

2 鼓脹
消化管の中に大量のガスが溜まって腹部が膨張した状態です。これに伴って、頻呼吸、呼吸困難、循環障害、心悸亢進が見られます。

(以上)
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2008年12月27日

動物の観察 15 −口

O)口

1 涎(よだれ)
涎が過剰に出ている状態で、口の中が涎であふれているか、口の周りが涎で汚れているときには気にしましょう。何か刺激性のあるものを食べてしまったときに起こることがあります。副交感神経の興奮で起こります。犬では、吐く直前にも見られる症状です。但し、犬の場合は条件反射的に起こることがあります。

2 嘔吐
胃から内容物を吐き出す行為です。病的には、脳圧の亢進、脳循環障害、消化管からの刺激などで起こります。吐くことは、下痢などと並んで動物の不調を訴える症状の代表ですから、特に、注意して見てあげてください。但し、犬は比較的吐きやすい動物ですから、吐いたから直ぐ病気とつなげる必要がない場合があります。

3 口の周囲の汚れ
原因が特定できないときには、まとめてこう表現します。汚れの原因は、鼻汁、涎、吐物などです。

4 吐物
吐いたものですね。その内容物はできるだけ詳しく観察しましょう。色、内容物などです。血の場合もありますし、食べたものでもあるでしょう。

5 吐血
血液を吐いたときです。口の中、食道、胃、十二指腸から出血している可能性が考えられます。赤いものを吐いたら、一応、疑いましょう。

6 吐気
吐くような仕草をするけれども、吐いたものはないという状態です。空吐きと言うとわかりやすいでしょうか。涎が出たり、舌なめずりをしたり、不安げな行動を伴う場合があります。

7 舌なめずり
吐く直前に起こることがあります。

8 咬痙
神経障害が原因で、咬むための筋肉が痙攣し、口が開けなくなる症状をいいます。

9 咬み合わせ異常
咬み合わせの異常はあまり馬鹿にできません。下手すると歩行異状にまで発展することもあります。

〜歯について〜

10 歯の欠損
歯が抜けたり折れたりしていませんか。

11 歯の変色
歯の色が変に変わっていませんか。

12 歯肉腫脹
歯ぐきが腫れていませんか。

13 歯肉の出血
歯ぐきから血が出てませんか。

14 歯肉の褐色
貧血などの状態ですと色が薄くなります。他のところでは判別しにくいので、歯ぐきの色のチェックは常套手段です。

15 口臭
口そのものの他、気道、食道、胃などの病気にも由来することがあります。最近は、簡単に歯磨きすることができるので、できればしてあげましょうね。

〜舌について〜

16 舌の変色
貧血、チアノーゼ、末梢血管拡張、炎症による発赤などが原因です。これもわかりやすいので、よく獣医さんがチェックするところでしょう。

17 舌の乾燥
脱水状態、唾液の分泌抑制がかかったときに、乾いてしまいます。

18 舌苔
舌の表面に付着する上皮成分の堆積物です。口の中が乾燥した時や、消化器の病気の時に起こります。

19 舌の萎縮
神経が麻痺して筋肉の萎縮が起こります。萎縮すると薄く、小さくなって表面が凸凹になります。

20 舌の腫脹
舌が腫れることです。甲状腺機能低下症が原因の粘液水腫やアミロイドーシス で見られます。炎症を起こした場合にも腫れます。

21 舌の表面平滑
舌は普通、舌乳頭というものがあって、ざらざらです。その舌乳頭が萎縮してざらざら感が減ることです。発赤も起こっていることがあります。ビタミンB12欠乏症など、栄養障害が原因です。

22 舌のびらん
舌に潰瘍が生じることです。やけどや消化器の病気の場合があります。

23 舌の創傷
歯で切ることが多いです。原因は、咳が絶え間なく出ること、吐く時、痙攣などです。


24 口蓋の腫脹
口の中の炎症で口蓋の粘膜が腫れることです。

25 口蓋の褐色
貧血や血圧低下などで血液循環が悪くなって口蓋が蒼白になることですが、犬では、口蓋が黒いことがあるので判断しづらいです。

26 口蓋の損傷
口蓋を怪我することです。

27 咽頭の腫脹
炎症、反復する嘔吐、咳などで咽頭が腫れることです。赤くなることもあります。人でいう、のどが赤いというやつですね。

28 咽頭の褐色
貧血や血圧の低下などで血液の循環が悪くなり、色調が蒼白になることです。

29 咽頭の損傷
硬い固形物を飲み込んだり、吐いた時にのどが傷ついた状態です。
(以上)

人も動物も口から栄養を摂ります。十分に注意しておきましょう。
健康は栄養から。
バックトゥベーシックス
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2008年11月11日

動物の観察 14 −鼻

N)鼻

1 鼻汁
いわゆる風邪を引いた時に「鼻が出る」の「鼻」です。よだれと間違わないようにしましょう。感染症などを疑う必要があります。

2 鼻膿漏
気道の病気で出てくる滲出物を鼻漏といいます。特に、粘り気のある膿のようなものが出てくると、鼻膿漏といいます。肺膿瘍などが疑われます。

3 鼻周囲の汚れ
鼻汁で汚れた状態です。

4 鼻出血
鼻から出血しているときです。鼻の粘膜の血管が切れたため(鼻血)だけではなくて、肺の出血、肺水腫の時の血の塊の場合もあります。

5 鼻端の乾燥
犬や猫は、鼻の先に特殊な分泌組織があることはよく知られてますね。健康な犬や猫は常に鼻の頭が湿っています。熱が出たり、体内の代謝不全が続いたりすると、鼻の先が乾燥して、熱感を帯びます。ひどい時には、亀裂ができます。

(続く)

愛犬の健康の基本は食事です→バックトゥベーシックス
愛犬の免疫力アップには→メシマコブ
愛犬の病気を予防するなら→核酸
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